【お詫びと訂正】表記誤りについて【開催3週間前/メッシュワーク共催イベント】
Systemic Design Meetup 03:より広く、さらに深く。システミックで人類学的なデザインリサーチとは
【お詫びと訂正】
いつもご覧いただきありがとうございます。
2025/10/13配信いたしました、メールに表記に誤りがあることが判明いたしました。
日時に2025年11月4日(金)19:00〜21:00と記載がありましたが、
正しくは2025年11月4日(火)19:00〜21:00となります。本メールおよび、申し込みサイトでは修正済みです。
ご迷惑おかけいたしましたことをお詫び申し上げますとともに、訂正させていただきます。
「思いつきで生まれたアイデアや単純な逆算思考では、複合的な課題に対処できない」──AIの発展や国際情勢によりビジネスの複雑性が高まっている今日、そのように感じている方も多いのではないでしょうか。現代社会の課題は、制度や経済の構造だけでなく、そこに生きる人びとの感情や関係性、日常の実践が複雑に絡み合って生まれています。
この複雑さに向き合うために、ACTANTとメッシュワークは、システミックデザインと人類学的エスノグラフィーを結びつけた共同プログラム「Systemic × Ethnography」を開発しました。システミックデザインがもつ“システムを広く見る俯瞰力”と、人類学的エスノグラフィーがもつ“現場に深く入り込む探索力”──私たちは、この二つを往復しながら複雑性を丁寧に捉えることを目指します。
社会課題の解決策を考える際、私たちはしばしば構造分析に偏りがちです。制度やロジックを理解することは不可欠ですが、そこに息づく人びとのリアリティを見落とせば、どんなに精緻な分析も現実から乖離してしまう。逆に、現場の声や体験に深く共感しても、それが社会全体の構造にどう結びつくのかを見失ってしまうと、本質的な変化にはつながらないでしょう。
「Systemic × Ethnography」は、その両極をつなぐ“翻訳”のような役割を担います。構造を理解しながら、そこに息づく現実を描き出し、他者との関係性の中で自らの前提を更新していく。私たちは、これは単なるリサーチ手法ではなく、自分自身の認識が変容していくプロセスそのものと捉えているのです。
Systemic × Ethnography のプロセス
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課題発見にとらわれず、リアリティを探索する“エスノグラフィー” 先入観を脇に置き、ありのままの現場を観察するフィールドワークを通して、当事者の体験のリアリティを描きだします。
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ユーザー像を超えて、社会構造を捉える“システミックデザイン” 個人の体験を超え、技術・制度・組織・文化という広い文脈にテーマを位置づけ理解します。
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仮説づくりを繰り返す、「自らのレンズ」のアップデート 異なる価値観に触れることで、自身の前提や仮説を見直し続けます。
Systemic × Ethnography の事例
イベントでは、本プログラムの実事例もご紹介します。システミックデザインの日本におけるパイオニアであるアクタントと、オプジーボをはじめとする革新的な治療薬で知られる小野薬品工業、そして人類学的アプローチを専門とするメッシュワーク──この三者が協働し、約4か月にわたって実施した研修プログラム「Torch 課題探索ラボ」(小野薬品工業が運営している Ono Innovation Platform 内の新たな取り組み)を取り上げます。社員一人ひとりの挑戦を加速し、イノベーション人財を育成するこのプロジェクトの中で得られた気づきや示唆を共有しながら、「Systemic × Ethnography」のポイントをお伝えします。
開催概要
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日時:2025年11月4日(火)19:00〜21:00
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会場:PYNT(飯田橋/九段下より徒歩7分)
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参加費:無料
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お申し込みはピーティックスから
タイムテーブル
19:00-19:10イントロダクション:「Systemic × Ethnography」概要
19:10-19:25 「システミックデザインについて」ACTANT
19:25-19:45「人類学的アプローチについて」メッシュワーク
19:45-20:00「Torch 課題探索ラボでの事例紹介」Torch 課題探索ラボ事務局(小野薬品工業 BX推進部 OIP課)
20:00-20:30 Q&A
20:30-21:00 ミートアップ
複雑な社会をどう観るか。どこから変えていくか。その問いを、実践者・研究者・企業人がともに探究する夜です。みなさんのレンズをアップデートするきっかけとして、ぜひご参加ください。
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