メッシュワークゼミ第3期募集開始!「人類学的な参与観察によって問いをアップデートするトレーニング」
今年もメッシュワークゼミの募集が始まりました。概要は下記のとおりです。
第3期 メッシュワークゼミナール 「人類学的な参与観察によって問いをアップデートするトレーニング」
実施期間2024年8月〜2025年2月(約6ヶ月間)
詳しいスケジュールは募集ページを確認してください。
実施場所
オンライン(Zoom)フィールドワーク実施地(参加者の地理的な状況に合わせ、第1回で決定します)Impact HUB Tokyo(発表会会場)
申込期間
2024年7月29日(月)〜8月9日(金)23時55分
募集人数
8名
お申し込みはPeatixから
ニュースレターにご購読の皆さんには、比嘉からのメッセージをお伝えします。
メッシュワークゼミ第3期に興味をもってくださるみなさまへ
こんにちは。
メッシュワークというちいさな会社をやっています、比嘉夏子と申します。
この会社もようやく3年目を迎え、私たちの開催するゼミも3期目の募集を始めようとしています。この少数精鋭のゼミは、人類学的なものの見方や考え方を社会のなかに広げていくためのささやかな一歩として、あるいは凝り固まった世界に一石を投じるひとつの社会運動のような気持ちで運営してきました。
ありがたいことに毎年多くの方々の応募をいただきますが、定員は8名に限定しています。それはみなさんお一人ずつと丁寧にコミュニケーションを取り、ひとつひとつのプロセスに寄りそっていきたいからですし、受講生同士が互いのプロジェクトや考え方に対して率直なコメントをしあい、刺激を受けたり悩みを共有したりすることのできる濃密なコミュニティをつくれればという思いがあったからです。
普段の仕事も、それまでのキャリアも、住む場所も、趣味嗜好も、なにもかもが異なる人たちがここに集い、そして各々の興味関心を探るという人類学的な旅に出ます。同じ時期に旅をする愉快な仲間たちはいるけれども、旅そのものは一人旅です。その旅路を私たちは見守り、みなさんが迷子になりそうな時には(より正確に言うのであれば、「迷子になったみなさんを見かけた時には」ですが)一緒に深呼吸をして、もういちどあたりをよく見渡して、次の一歩をどう踏みだしていくのかを考えるお手伝いをします。
最初にお伝えしておくと、このゼミに参加する誰もが悩み、(少なくとも)1度は迷子になります。そして特に初期の時点では、多くの受講生たちには、フィールドに足を踏みいれることや、自分で問いやテーマを定めていくことへの怖れもあります。普段の自分なら声をかけない相手に話しかけてみたり、普段の自分なら足を踏みいれない場所に入ってみたり。それはたしかに、怖いかもしれない。けれど少しの勇気や好奇心に背中を押されるようにして、自分のコンフォートゾーンから一歩を踏みだすと、おのずと扉は開き、他者と出会い、状況に巻き込まれていくはずです。各々のペースで、各々のやりかたで、フィールドワークが進んでいきます。
これから半年間の濃密な旅は、決して楽しいことばかりではないでしょうが、この貴重な場で得られるのは「すぐに活かせるビジネススキル」のようなものではなく、「世界と出会いなおす経験」であり「より豊かに生きるための糧」のようなものかと思います。実際にどのようなことを行うのか、どんな体験なのかといった部分に関しては、ぜひ過去の受講生の修了レポートをご覧ください。どれも素晴らしい文章、ゼミの経験の言語化で、私は何度となく読みかえしました。
みなさんが全身全霊でゼミに向きあってくださるように、私も精いっぱい、けれど軽やかに、常にほがらかに伴走させていただきたいと思っています。さあ、また今年もゼミの旅がはじまります。みなさんとの出会いを、心から楽しみにしています。
申し込みはPeatixから
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